美術装置実績ギャラリーでご覧いただく作品が[完成品=表舞台]だとしたら、こちらは[途中経過=舞台裏または楽屋]です。華やかな表舞台の裏では、必ず楽屋での入念な準備がなされています。
美術装置 大道具 小道具を舞台や撮影の本番に送り出す「セントラルサービス」の舞台裏。その製作進行過程をご覧ください。
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この仕事をしていると、ある程度日数が経つとだんだん発泡スチロールの端材が溜まってきます。少し時間の空いた時に端材を寄せ集めて切り株を作りました。
捨ててしまうのももったいないと思っての廃物利用ですが、本来は大きなブロックから作った方が早く、きれいに、楽に作れます。
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倉庫から端材のスチロールを引っ張り出してきてボンドで貼り合わせます。
直角や平面が出ていないので結構面倒な作業で、時間がかかります。
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大きなブロックになったら、ニクロム線でおおまかなフォルムを切り出します。
ほとんど当りも取らず感覚まかせで切っていきます。
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自然木の形態を想定して、ワイヤーブラシでさらに削っていきます。
この工程はスチロールの砕片が散らばって周りは大変な事になります。
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上面に人が座れるようにベニヤ板を張ります。
強度保障は様々な方法が考えられる処ですが、ここはお手軽にベニヤ張りとしました。
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底面も強度保障のため同じくベニヤ張り。(運搬や本番を重ねていくとどうしても底面エッジから破損してくるので)
この時、ベニヤ板は外周線より少々小さく切って貼ります。
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小さめに切ったベニヤのエッジにぴったり合わせる様に、サンドペーパーで表面を仕上げていきます。(#40〜#100程度)
ボンドの貼り合わせ線を消すために少々技術が必要です。この工程でもスチロール砕片の処理が大変です。
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上面に年輪を描き、側面は強度保障のための外壁材を茶色にして荒く塗っていきます。結構な強度をだすために2〜3回塗り重ねます。
これで仕上がり前の段階。このままでも良いのですが、もうひと手間掛けてみる事にします。
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落ち込み、窪みの部分にシャドウを、出っ張り部分にはハイライトを入れていきます。(刷毛塗りだったり、カラースプレーだったり)
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最後に、荒れ肌にした塗装をサンドペーパーで擦って落ち着かせます。
その後、最終的な色直しを少々。
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これにて完成。
倉庫もすっきりしました。
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